こんにちは、のりこ鍼灸院です。

このブログに度々登場しているうちの猫2匹。その内の1匹、黒猫のルイくんはてんかん発作がでます。

初めてのてんかん発作は2022年12月11日の夜でした。約1年前。ルイくん3才3か月のときです。

テレビボードから急に落下して体をジタバタ。落下の衝撃にびっくりしてジタバタしてるのかと思いましたが、なかなかおさまらないので、あれ?なんか変だなと近寄ったら、四肢を突っ張るようにして体は硬直、全身に電気が走ったような小刻みなけいれん、泡を吹き、白目を向いて、失禁をしていました。夫が、ルイくん!?大丈夫!?と慌てて抱っこしようとしたら腕を派手に引っ掻かれてしまい、床にもガリガリとした爪痕がありました。しばらくするとけいれんが小さくなっていき、動きが止まったところで荒い息を吐きながらニャーンニャーンとしんどそうな声で鳴き始めました。

動かなくなったルイくんをタオルで包み、蒸しタオルで全身をきれいにして、床の掃除をして、いろいろ片付けをしている間にルイくんはいつものルイくんに、何もなかったかのように部屋をウロウロしていました。

わたしは人のてんかん発作を見たことがありますが、ルイくんの発作はそのとき見た症状と全く同じでした。てんかん発作だねと、夫と二人でネット検索をしまくり、夜だったので動物の夜間救急センターへ電話しました。けいれんは初回であることから、ひとまず様子見をすることになりました。

この日は猫のケージの場所を模様替えで移動させました。またクリスマスツリーを出し点灯しました。模様替えのストレス?チカチカした明かりが引き金?(明かりは速攻で消しました。)ストレスだったのかな??と気楽にかまえていたら、その後も月1回のペースで発作が起きるようになってしまいました。

10回目11回目がひどく、てんかん発作のとき以外に失禁をしたり、しんどそうに動けなくなってしまったり。3日とたたないうちに発作が出てしまい、そろそろ薬の相談をしようかと思いましたが、薬は相当内臓に負担がかかるそうで、ひとまず鍼を試してみることにしました。これがルイくんには合ったようです!

10月23日に初回の鍼治療。頭頂部に鍼。ビビビビーン!!と背筋を伸ばし電気が走ったような動きをして、さーっと逃げてしまいました。鍼は1本で1回だけ。

12回目の発作は11月6日。前回から44日後でした。発作はいつも通りでしたが、発作後しばらく動けなくなってしまうところ、このときはすぐ普通にウロウロしていました。月1ペースだった発作の間隔が延びたこと、すぐ元気になったことに鍼の手応えを感じました。

鍼治療はだいたい週に1回。

その後、なんとなんと、発作は出ていません!

ルイくんは雨の前に発作が起きやすいこと、発作の前に眼瞼けいれんが起きること、そういったことに気づいていたので、前兆が出たら即鍼!の対応で今のところ発作はなく落ち着いています。

鍼を始めた途端に発作の回数が激減しましたから、何かしら効果があったのだろうと思います。

わたしは獣医ではないため、よその猫ちゃんに鍼をすることはできませんが、猫にも鍼治療が有効であることを知っていただきたいです。

 

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