こんにちは、のりこ鍼灸院です。

今回は緑内障の治療例をご紹介します。

Tさん、60代後半、主訴「緑内障」

<症状>

2年前に正常眼圧緑内障と診断された。別件で眼科へ行き、緑内障と言われ驚いた。眼圧14。点眼薬治療を1年続けたが変化なし。医者に「このままだと失明します。」と言われ、なにか他の方法はないかと調べ、大阪にある鍼灸院で治療開始。3か月の鍼灸治療で眼圧12になり、担当医が驚くほど回復した。ただし色が悪く見えるようになり、スーパーの売り場の肉が腐っているように見えた。色の見え方には波があり、良くなったり悪くなったりしながら1年経過。通っていた鍼灸院が遠方へ移転することになり、また自身の入院と重なり、鍼灸治療を受けない日々が3か月続いた。(点眼薬は継続)

3か月後、目がかすみ、部屋に煙が充満しているように見えた。テレビはギザギザに見えた。色味もかなり落ち、とても悪い状態になっていた。

移転した鍼灸院の院長からのりこ鍼灸院を紹介され、通うに至った。←紹介してくれたのはわたしのお師匠さまです。

主訴以外の症状:頚椎症性神経根症、腰痛(すべり症)、難聴気味(つまり感あり、耳鳴りあり)、膝痛、手足の冷え

 

<治療>2023年1月開始

週に2回、全身の鍼灸施術。鍼通電あり。頭皮鍼療法も使用。

・3回目:目のかすみが少しましになってきた。

・6回目:目がだいぶましになった。テレビは普通に見えるようになった。

・9回目:腰痛ましになった。

・19回目:首と耳がましになった。ロキソニンの服用を止めた。

・28回目:聴力検査で正常範囲内になった。耳鳴りなくなった。

見え方も主訴以外の症状もだいぶ落ち着いてきたため、治療は10日に1回に変更。

・39回目:1年ぶりに眼科で検査をした。眼圧は11、視力は1.0、進行はせず安定していた。

現在52回目を過ぎたところ。今は2週間に1回で鍼灸治療を継続中です。色味はいっとき60%まで落ちたが、今は80%程度で安定しているそうです。

 

Tさん「鍼灸のおかげで安定しています。今後も続けます。目薬の量を増やすなら鍼灸を試してみてください。」

 

緑内障の治療は点眼薬が一般的です。なのでTさんのように薬の効きが悪いとどうしたらいいか分からなくなりますよね。緑内障は進行すると失明してしまう恐ろしい病気です。緑内障と診断され病院の治療以外にも何かしたいとお考えの方はぜひ鍼灸をお試しください。

少し先になりますが、2025年1月以降のご予約をうけたまわっております。お気軽にお問い合わせください。

ドアップのマリちゃん