こんにちは、のりこ鍼灸院です。

今回は顔面神経麻痺の治療例をご紹介します。

 

70代、女性。

5/7 耳の後ろが痛くなり、症状が出始めた。

5/9 病院でウィルス性の顔面神経麻痺(右側)と診断。

5/10 入院、点滴治療。

5/18 退院。

入院治療で症状は改善されたが元通りとはいかず、いろいろ探して当院へ来てくれました。

鍼灸治療は6/2より、5日間連続で行いました。

ビフォーアフターの写真です。どちらも「いー」をしている写真です。

プライバシー保護により鼻から下のみの公開ですが、どうですか?治療の前と後で違いますよね。

(加工をしてません。採光の違いはご容赦ください。)

治療後は右側(写真だと向かって左側)の口角がしっかり上がっています。

頬をふくらますことができませんでしたが、5回治療後はできるようになりました。

 

こちらの患者さんは20年前にも顔面神経麻痺を発症していました。今回とは反対の左側です。

当時も鍼灸治療を受けたそうですが、あまり効果がなかったようで後遺症が残っています。

神経の麻痺は時間との勝負で、20年前の後遺症はどうしようもありません。

という認識でしたが、この写真を見る限り、左側の口元にも変化があるように見えます。

ご本人も、

「ずっと、おでこにたんこぶがあるような感じだった。顔が硬くてこわばりがあったけど、それがとても柔らかくなった!」

と20年の後遺症に変化があったと喜んでくれました。

 

まだ元通りまではたどり着いていませんが、おおむね経過は良好です。

顔の筋肉が柔らかくなって、初回と5回目とでは表情も違っていました。

家族に表情が柔らかくなったと言われたと、ご家族さま一同で今回の治療結果を喜んでくれているようです。

嬉しい感想は励みになります!

 

発症日数によって変わりますが、顔面神経麻痺や顔面けいれんなど、頭部に出る症状と鍼灸はとても相性が良いです。

病院での治療はもうしていない、または方法がないなど、お悩みの方はぜひ鍼灸を試してみてください。

ご予約お待ちしております。

 

お礼をいただいてしまいました。お気遣いありがとうございます!!

と、写り込むマリちゃん。