こんにちは、のりこ鍼灸院です。
先日お越しの患者さま。
最近太ってしまって、指輪が入らないんです。サイズ直しをしようか考えていて・・・
というお話がありました。よく見たら、脚がとても浮腫んでいる様子。
もともと腎が弱い(東洋医学的に診て)患者さまで、当院の鍼灸治療により調子を取り戻し、体の維持を兼ねて定期的に通ってくださっています。
それがここ最近、調子が悪いそうです。
寝つきが悪く、体がだるい。トイレによく行く、よく行くがすっきりしない。そして脚のむくみ。
これらの症状、東洋医学では「湿邪」によるものと考えます。
湿とは、自然界の水湿の気のことで、梅雨や台風の時期に多くなるもの。
体が気候にうまく適応できずにいると、湿は「湿邪」となって、体に悪い影響を与えるようになります。
濡れた服をまとっているような、重い、不快な症状、それが湿邪です。
恐らく指輪が入らないのも太ったのではなく、湿邪によりむくんでいるからだと思います。
鍼治療で体に入った湿邪を取り除けば、きっとまた入るはず!
ちなみにこちらの患者さまは胃腸に問題はなし。食欲はあり便通も良し。なので数回の鍼灸治療で元に戻ると思います。
体がだるい、むくみなどの症状以外に胃腸の調子も悪くなっている場合は、「痰湿」という状態になっていると考えます。
体内にあふれた湿が痰に変化するのです。痰は水が固まったようなイメージです。
痰になると気血の巡りが悪くなり、内蔵の不調が起こり、関節などの痛みも出てきます。気管支ぜんそくや蕁麻疹が出ることも。
別の患者さまも、今日は頭が重くて・・とおっしゃっていました。これも湿によるものだと思います。
鍼灸治療でその日の症状を和らげる。体の微調整をすることで健康な体を維持できます。
いつか治るだろうと放置せず、鍼灸治療を受けてみませんか?
ご予約お待ちしています。