こんにちは、のりこ鍼灸院です。
先日お越しの患者さま、初回の鍼でとても喜んでくださったので、紹介させてください(^^♪
40代、女性。
鍼をしてみたい、とご興味で来てくださいました。
お話を伺うと、
〇手足・腰・腹が冷える。脚のむくみもある。
〇トイレによく行く。小の回数が多い。
〇便秘(慢性)
〇食欲があるのかないのか分からず、食べても満腹感がない。
〇最近やたら眠い。
〇汗がよく出る。
ということでした。
この状態、東洋医学では「気虚」といいます。
気虚とは、気が不足している状態です。
「気」には以下の作用があると考えられています。
●温煦(おんく)作用・・体を温める作用
●推動作用・・体の代謝を推し進める作用
●固摂(こせつ)作用・・必要なところにとどめておく力
●防御作用・・流行性の病気など、外邪から体を守る作用
気が不足しているので、
温煦作用の低下により「冷え」が、
推動作用の低下により「便秘」「むくみ」が、
固摂作用の低下により「汗が出る」、
満腹感がないのは、便秘と同じく、気虚により内臓の動きが悪くなっているから。
眠気があるのも気が足りないからです。
たくさん悩みがあるように見えて、これらは「気の不足」という点で繋がっています。
ということで、<気を補い巡らせるツボ>を選び、鍼とお灸をしました。
治療中、お腹がグルグル。
施術中に2度、トイレに行かれました。
「なんか、いろいろ動き出した気がする!」
とご自身の体の変化を感じているようでした。
翌日、ラインで連絡をくれました。
「便秘が解消されました!鍼当日はトイレの回数が増えましたが、余分な水が抜けたような気がします。むくみもましになりました。」
なにより、驚いていたのが、
「やる気が出てきました!」と、活力みなぎる自身の様子にとても喜んでおられました。
このラインのやり取りで聞いたのですが、
最近の自分のあり様にとても悩んでいたようです。
やるべきことが分かっているのにできない。行動に移せない。
こんなんじゃあかん、やらなあかん、と分かっているのにできず、すごくサボっている気がして、そんな自分にストレスを感じ落ち込んでいたと。
でもそれは気が足りないからだったんですね!と、腑に落ちたような、とても納得されたご様子でした。
1回の鍼で、体だけでなく、気持ちの変化もあったなんて、鍼ってなんてすごいんだ!とわたしも感動しました。
なかなか解決できない悩み、東洋医学で考えたら光が見えるかもしれませんよ。
当院は完全個室なので、どのような内容も遠慮なくお話いただけます。
体のこと、気持ちのこと、お悩みがあれば、ぜひぜひご相談ください。