こんにちは、のりこ鍼灸院です。
何度かブログで紹介した太極拳。その教室が先月閉鎖しました。丸5年週に1回通っていたので、それが急になくなるとなんともさみしいものです。暑い日も寒い日も年中通して公園で行い、自然を感じながらの太極拳はとても気持ちが良かったです。気に入っていたのでとても残念です。将来的にわたしも太極拳を教える立場になりたいと考えていたので、資格取得のためにもどこか代わりの教室を探さなければなりません。そう思いつつまだ動いていません。春になったら探そうかなと悠長にかまえています。5年行ってましたから。仕事が休みの日に。少しくらいゆっくりする時間があってもいっかーと、5年ぶりの平日おやすみを満喫しているところです。今は寒いしね。再スタートは春からでも全然いいですよね。
教室は春から探すとしても、セルフケア目的で太極拳を始めたので、全くしないというのは自分の体のためにならないと自宅で自主練をしています。もともと運動習慣はついてますので体がなまるということはないのですが、関節を柔軟に保つこと、深い呼吸を意識すること、この2つは太極拳を通じて行っていたので自主練は必須です。わたしの習っていた太極拳は「楊名時太極拳」で、そこの「楊名時八段錦」(←気功体操)と「太極拳二十四式」(←みんなが想像する太極拳の動き)を空いた時間でしています。
自主練のみになって早1か月。なにかもの足りない。
体は健康で気力も申し分なし。体調は良いのですが、なにかもの足りないんです。目の奥がスッキリしない感じ。
自主練内容を見直すと、一つ抜けていたものがありました。「立禅」です。
「立禅」とは気功法の基本ですが、立って行う瞑想法のことです。
教室では立禅の後に八段錦と二十四式を行っていました。瞑想はしなくていいかと省いていたのですが、重要だったようです。
自主練に立禅を加えてから、もの足りなさはなくなりました。体からいらないものがなくなった感じ。
立禅をするかどうかでこんなに変わるのかと瞑想に関する本を読んでみました。※「お医者さんがすすめるすごい瞑想」保坂隆著 PHP研究所
瞑想は、「イライラ解消」「記憶力向上」「認知機能の改善」「脳の休息」「メンタルセラピー」などなど、良いこと尽くしな内容でした。
毎日家事と子どもの世話に追われ、仕事をし、スキマ時間にスマホ、そんなわたしの脳の休息に一役買ってくれていたのかなと思いました。スマホのおかげで欲しい情報がすぐ手に入りますが、情報過多の状態でもあるので、瞑想で脳内の断捨離をしていたのだと思います。立禅をしないことで感じたもの足りなさは「脳が整理整頓されていないから」だったのだろうと思います。
一人ぼーっと突っ立ってる様子は家族からしたら異様でしょうが、いつでもすぐできるのが立禅の良いところ、空いた時間に行って、脳をすっきりさせたいと思います。
<仮定の話>
当院では「置鍼」という鍼の方法をとっています。鍼を打ったまま20分程度横になってもらっていますが、この鍼治療中も一種の瞑想状態にあったりするのかなと本を読んで思いました。横になっているので勝手に腹式呼吸になっていますし、鍼の間は深い呼吸だったとの感想をよくもらいますし、なにより「気持ちが良かった」「半分寝てました」とリラックスしていたと伺えるお話もよく聞きます。体を動かさず、ゆっくりの呼吸で、何も考えない。これは瞑想とリンクします。鍼灸は心身を整えることに長けているので、この仮定を推したいと思います。(仮定したところで結論までたどり着くことはありませんが(^_^;))
自宅で瞑想はハードルが高いという方は鍼の時間に体感してみてください。恐らく瞑想と近い状態になっているだろうと推測します。
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パソコンの奥にルイくん