こんにちは、のりこ鍼灸院です。

先日お越しの患者さま。

予約時にとても嬉しい感想をくれました。

「調子の良い日が続いています。しんどくなっても少しだけで、次の鍼はいつ行こうか様子を見ていたらけっこう日にちが経っていました。これだけ調子が良いのはしばらくなかったので、本当に有り難く感じています。婦人科でのプラセンタ注射も初めてストップできました。痛みが減り、しんどいのが減ったことで気分が落ちることが少なくなって、少し痛くても大丈夫と自分で思えるようになったので、それがすごく気持ち的に助かっています。」

 

感想にもあるように、長年原因不明の体の痛みに悩んでおられました。

始まりは5年前。

股関節が痛み、整形外科でレントゲン検査するも異常なし。

その後、腰痛、膝、肩と痛み、内科・婦人科へ行くも異常なし。

体の痛みはあっちこっちと変化。全身が重く、気分が悪くて立っていられないことがよくあった。

心療内科で処方してもらった抗うつ薬が効き、2年ほど安定していたが、1年前からまた体が痛むようになった。

前回と同じ抗うつ薬を服用したところ、副作用の吐き気に悩まされてストップ。

強い痛み止めを服用するも効果なし。

漢方と週に1回のプラセンタ注射で少しましになった。

体の辛さはあり、他に方法はないかと当院に来てくれました。

 

<痛みの場所が変わる>

これは気滞症状の一つです。体のいろんなところに気の渋滞が起きているといったイメージでしょうか。

胃のムカムカ、目の疲れ、これも渋滞によるものです。

気の巡りをよくする全身の鍼とお灸で施術をしました。

上記の感想は3回目の予約時にいただいたものです。

 

プラセンタ注射は1回でも打つと献血ができなくなります。

副作用はないものの、献血ができなくなるものを打つこと、週に1回クリニックへ行くこと、この2点から注射を止めたいと思っていたようでした。でも体が少し楽になるから止められなかったと。

鍼灸治療により、身体的にも精神的にも安定し、止めることができた!と喜んでくれました。

 

この<精神的にも安定>というのが良いですね。

「注射をしないと痛むんじゃないか」という思考から「ちょっと痛むけど様子見しよう」というボジティブな思考に変化していること。

痛みの軽減が精神的安定をもたらし、体の痛みにとらわれなくなって、更に体が楽になったと感じる。

体とココロの理想的な改善経過をたどっていると思います。

会う度に晴れやかな表情になっていくのが、これまた施術者として嬉しいことです。

 

この患者さまは50代女性で、症状の発端は更年期によるものではないかと自身で分析しています。

更年期は個々によっていろいろな症状が出ます。

我慢せず、辛いときは鍼灸をお試しください。

ご予約お待ちしております。

 

 

 

押入れの中が大好きなルイくん。ガリガリやって開けるので、ふすまがボロボロです。